2025.12.17
外来リハビリテーション課 作業療法士 Iさん
有朋会で働く1人ひとりの職員にスポットを当ててインタビューを行う、フォーカス「くりた人」。今回は外来リハビリテーション課で働く作業療法士のIさんにフォーカスしました。
担当されている業務や大切にされていること、今の仕事のやりがい等をうかがいました。
(2023年4月発刊 広報誌こだま43号より抜粋)
私は外来リハビリテーション課で作業療法士として勤務しております。令和4年度で勤続3年目です。
外来リハビリテーションでは主に、担当する利用者様ごとに設定した目標に向けての介入、就労準備を手伝う就労サポートプログラム、その他プログラム実施・事務といった精神科デイケア(以下、デイケア)の運営を行っています。
利用者様への介入につきましては、定期的にご本人と面談し、デイケアを利用する上での目的や目標を明確にしています。目的や目標を達成するために、それぞれに合ったプログラムへの参加やそれ以外の空いた時間を有効に使っていただけるよう、一緒に考え、必要に応じてお手伝いをしています。
就労サポートプログラムでは、仕事に就きたいが経験がない、以前働いていたが病気になってしまい再度働く自信がないといった方々に向けて、仕事に就く・継続するうえで大切な就労準備性を向上させることを目的とした講義・作業を提供しています。就労継続支援等、福祉サービス就労の前段階として、利用される方が多いです。私自身、学生時代から就労の支援に興味を持っていたこともあり、意欲的に取り組んでいます。
デイケアのプログラムは毎週実施しているものに加え、月に1回年代別で行うレク、調理プログラム、製作系のプログラムなど様々なものがあります。私はその中で主に、「男子会」「男子ごはん」といった男性利用者限定のプログラムを担当しています。どちらもプログラム参加に消極的な男性利用者様が参加しやすいようにと考案されたプログラムです。利用者様と職員で話し合いをして決めた外出やレクリエーションを実施したり、包丁を使わないような簡単な調理を実施しています。
業務内容は多岐にわたり、柔軟性も求められるものも多いですが、部署スタッフの皆さんに協力いただきながら実施しています。
利用者様と直接かかわる中で、お話を聞いたり、課題の解決策を一緒に考えたりといった対応に難しさを感じることもあります。しかしその分、普段の業務の中でも利用者様から笑顔で話しかけてくださったり、感謝の言葉を頂いたりすることも多々あり、そういった時にうれしさを感じます。
また、レクリエーション等のプログラム実施時に「楽しい。」「またやりたい。」とポジティブな発言をしてくださる方もいらっしゃり、より良いプログラム、時間をデイケアの中で過ごしていただけるようにしていきたいなと感じます。

利用者様との関わりの中では相手の考え、言葉の真意を明らかにするため、お話をよく聞くことを大事にしています。考え方や伝え方は人それぞれで、時には利用者様の思い通りに支援者に伝わらないこともあります。お話を聞くことで気持ちを汲みつつ、お互いが納得のいく課題への対処法を見つけたり、対処法がすぐに見つからない場合でも一緒に考え、寄り添うことで、少しでもちからになれるようにしていきたいです。
他スタッフとの関わりで心がけている事は、皆様の動きをよく見ることです。外来リハビリテーション課ではプログラム準備・運営から利用者様の対応、送迎まで業務が非常に多岐に渡ります。
スタッフ全員が積極的に得意な業務を担ったり、互いにフォローし合い、部署全体で業務をこなしているような一体感があると思います。
私は普段から他スタッフに助けて頂いている業務も多いので、自身でも積極的にお手伝いできるように、いつでも声を掛けられるよう努めています。
私が作業療法士を目指したのは、小さいころ、施設に入所している祖母に会いに行った時の出来事がきっかけです。祖母が作業療法士の先生と一緒に制作した作品について、私に嬉しそうに話してくれたことで、この職業を知りました。作業を通して患者様・利用者様の生活を豊かにしていくことが出来る作業療法士になりたいと考えるようになりました。
大学に進学後、臨床実習で精神科の患者様と関わらせて頂いたことも良い経験となり、現在は栗田病院で働かせて頂いています。
次年度より勤続4年目となり、私も中級職となります。作業療法士としてのさらにスキルアップしていきたいです。研修などにも積極的に参加し、特に就労支援に生かせる技能を身につけていきたいと思っています。その他にも、利用者様の中には普段のコミュニケーション面に不安を抱えている方も多いので、SST等の会話練習やきっかけとなるプログラム運営についても興味があり、勉強を進めていきたいです。また、外来リハビリテーション課の運営についても改善に関わっていければと思っています。より利用者様が参加を楽しめて、それぞれの目標達成に向けて利用できるように、アイデアを出していければと考えています。
